やる夫は、あるギャルゲーの悪役に転生したことに気づきます。
名門貴族の跡取りで王女の婚約者という立場ですが、本来は婚約破棄の末に幽閉される運命でした。
破滅を避けるため、横柄な態度を控えて真面目に生きる道を選びます。
父から男爵領の統治を任されたやる夫は、食客のノブナガ、才女の篠ノ之束、商家のマリアらとともに、
やる気のない領民や近隣の傭兵団の横暴に手を焼きながら統治を進めます。
頼りになるはずの原作主人公の姿はどこにも見当たらず、盗賊退治では危険を承知で自ら出陣するものの、
指揮は頼れる家臣に委ね、その苛烈なやり口が独り歩きして、
いつしか身に覚えのない「血塗れ公子」の悪名が広まっていきます。
ガラス作りを軸にした内政チートや、貴族同士の茶会、隣接する領地との塩山をめぐる争いの仲裁と縁談など、
経済と社交の駆け引きが物語の中心です。
シリアスな戦争も描かれますが、基本は内政奮闘を楽しむコメディです。