電熱技術によって栄える一方、深刻な汚染と、
人権を持たない10等級市民までいる十段階の身分制度を抱える軍事独裁国家カゾルミア。
周辺国全てを侵略の対象とし、戦争を続けています。
主人公は、前世の記憶からこの国で多くの少女たちが戦火に苦しむ運命にあることを知る、
二等級市民の士官候補生です。
陸軍に籍を置く父の下で将校教育を受ける一方、得意の交渉術と商才を頼りに動き出し、
家事手伝いと護衛を兼ねてリシチカを雇い入れ、低等級市民のビオンにも声をかけるなど、
身近な相手から手を差し伸べていきます。
民間の軍事企業ともつながりを築き、資金と協力者を少しずつ増やしていきます。
読者の集計とダイスの出目で展開が決まる、あんこ形式の作品です。
緊迫した戦争ものでありながら、テンポの良い掛け合いのコメディ色も濃く描かれます。