魔物と人間が入り混じる世界を舞台にした作品です。仕立屋のヴィヴィオが働く「根っ子の町」を見下ろす「針の城」には、妖魔の君と呼ばれる食蜂操祈が住んでいます。届け物の帰りに馬車に轢かれて命を落とした四条貴音は、目覚めると見知らぬ城の中におり、何者かに刺されるという恐ろしい出来事にも見舞われます。
しかし体に傷は残っておらず、食蜂の青い血の力によって半妖半人として蘇っていたのでした。一輝や垣根、白薔薇といった城の人々に見守られながら、貴音は人ならざる身となった自分と向き合い、戸惑いつつも新しい生活へ足を踏み入れていきます。キャラクターをダイスで決めながら進める作品で、百合を基調とした人間関係が軸となり、作者によればアダルト要素はほとんどありません。