異世界に流れ着いた漂流者たちに、手厚い保護など一切ない世界を舞台にした物語です。都内の進学校に通う高校2年生の主人公は、臨海学校に向かう新幹線のトイレにこもっていたところ、気づくと見知らぬ異世界の路地裏にいました。
彼が手にしたチートスキルは、どこでも自宅のトイレに繋がる扉を出せるというもの。言葉も頼れる相手もないまま、ネット掲示板にスレを立てて集合知を頼りながら、商人のナナチにクラスメイトたちの持ち物を売って資金を作り、冒険者になるための情報を集めていきます。
異世界人が難民として扱われる現実や、資格や免許がなければ働くことすらできない仕組み、路上で見た同郷の人間の末路など、想像していたのとは違う異世界のシビアな現実に戸惑いながらも、少年は地道に生き延びる道を模索していきます。読者の書き込みによって行動が決まっていく安価形式の作品です。