現代の高校生が、夏の臨海学校の道中に新幹線のトイレから見知らぬ異世界に迷い込んでしまう物語です。
この世界では漂着者「ストレンジャー」が珍しくなく、手厚い保護など一切ないまま、
自力で生き延びるしかありません。
主人公の橘やる夫は、静岡から都内の進学校に通う高校2年生。
手に入れたチートは、どこでも自宅のトイレに繋がる扉を出せるだけの地味な力でした。
言葉も通貨も分からないまま匿名掲示板にスレを立て、ネットの知恵を頼りに換金や仕事探しを進め、
公共事業の力仕事で日銭を稼ぐ日々を送ります。
やがて同じ学校から流された佐藤ささらや峰津院、原、志津都たちの存在を知り、
少しずつ支え合う仲間を得ていきます。
安価形式で進む読者参加型の作品で、ネット民とのやり取りを交えたコメディ色の強い掛け合いと、
難民同然の異世界暮らしを描くシビアな展開が同居しています。