ダンジョンのある田舎の村を舞台にした物語です。主人公のやる夫は、地元民として6年間ダンジョンでウサギ狩りを続け、幸運ウサギの毛皮を商人トルネコに売って金を稼いできました。母親を薬代のために救えず亡くした過去や、ダンジョン通いを理由に村人たちから疎まれてきた経緯を抱えながらも、やる夫はひたすら金を貯めることに執着しています。
ある日、ダンジョンの隠し通路で見つけた宝箱から、相手のレベルが見えるレアアイテムのメガネを手に入れたことをきっかけに、やる夫は村を出る決意を固め、家や土地を売り払い始めます。幼なじみで育ての親代わりでもあったラビアンに冒険者として一緒に行こうと持ちかけますが、彼女には別の事情があるようで、素直には頷いてもらえません。金への執着と人との縁の間で揺れ動く、やる夫の再出発を描く物語です。