大地震をきっかけに、日本の高校生だったやる夫が異世界の第三王子ヤルオとして生きていたことに気づく物語です。ヤルオが暮らすラキック王国は科学より魔法が発達した世界ですが、ヤルオ自身はどの魔法にも適性を持たない「ゼロ」の存在です。
15歳の誕生日を迎えたヤルオは、王家の跡継ぎとしての資格を試す「試練の儀式」として、モンスターが徘徊する聖域に一人で挑むことになります。魔法が使えないヤルオを案じる姉や弟たちの反応も様々で、賛否の入り混じる中、王宮騎士たちの護衛を受けながら儀式の場へと向かいます。
家族や国民から愛される一方で王位継承には不利な立場を自覚しながらも、前世の記憶や戦闘経験を頼りに聖域へと一人で足を踏み入れたヤルオは、そこで秘宝を狙う謎の少女と遭遇します。読者の選択やダイスの結果で展開が決まる安価形式の作品です。