舞台は現代日本、10年前にひとりの呪術師が起こした大量虐殺の傷跡が色濃く残る世界です。
混世羅刹王を名乗った夏油は世界各地で呪霊を放って街を滅ぼし、日本もかろうじて彼を討ち果たしたものの、
東京は凍京という魔都に姿を変え、諸外国からの亡命者が今も社会に影を落としています。
呪術の名家・藍染の家に生まれたやる夫は、美形ぞろいの兄姉とは対照的なブサイクな容姿で、
家に伝わる力もほとんど受け継いでいません。
毒殺や不審な事故で何度も命を狙われるうち、死んでも記憶を保ったまま少し前に時間が戻る力に気づき、
かろうじて生き延びていきます。
やがて父の計らいで正体を隠したまま関東の実家を離れ、関西の朱雀院家に身を寄せることになります。
読者の選択で展開が分かれる参加型の形式で進み、
呪術廻戦めいた世界観をベースにしながらも下ネタ交じりのノリで綴られるコメディ色の強い一編です。