「神州日乃本」と呼ばれる、仙人伝説や不老不死の霊薬の伝承も残る、武侠風の世界を舞台にした物語です。
時代はおおむね鎌倉時代で、承久の乱の頃にあたります。
天が別たれ、人心が乱れつつある地とされています。
山育ちの獣だったやる夫は、高僧・聖に拾われて弟子となり、学問と武功を積んで成長しました。
見聞を広める修行として、師匠とともに学術の知が集まる美濃の神農門派を目指す道中、
何者かに追われる誠という男と出会います。
神農門派に着くと、そこで十二支の一人シャミ子と出会い、同門から侮られる彼女をやる夫がかばうなど、
様々な騒動に巻き込まれていきます。
読者参加のダイス形式で進行し、悪人と称されつつも品性を保つやる夫と、
毒物にも通じた飄々とした師匠・聖との掛け合いが軽妙な武侠コメディです。