「神州日乃本」と呼ばれる、仙人伝説の残る武侠風の世界を舞台にした物語です。
かつて山で拾われて高僧・聖の弟子となったやる夫は、悪人と称されながらも学問を積み、
成長した姿を師匠から認められています。
物語は、見聞を広めるための修行として、
師匠とともに学術の知が集まるとされる美濃の神農門派を目指すところから始まります。
道中では女人に追われる誠という男と出くわし、
事情を聞いた師弟は一計を案じてひと騒動を起こしていきます。
毒物にも通じた飄々とした師匠・聖と、口が達者でちゃっかりした弟子・やる夫の掛け合いが軽妙で、
二人のやり取りのたびに師匠が振り回される場面も多く、
読者参加のダイスやあんこ形式で展開が決まっていく武侠コメディです。