五百年前、神が遣わした聖獣が魔物の軍勢「魔軍」を退けたという神話が伝わる世界が舞台です。境界砦の東端にあるコグリ通商連合のアモルの街は、7年前に魔軍の大軍勢に襲われ、多くの住民を失いました。物語は、川で意識を失っていた冒険者の主人公が、街の生き残りである少女、各務原なでしこに助けられる場面から始まります。
目覚めると幼い少女の体になっていたことに戸惑いながら、スグリと名乗る主人公は、なでしこに案内されて家族の墓を訪れたり、隣国アウロラで起きた蝗害のような災害の噂を聞いたりしながら、自分の身に起きたことを探っていきます。力も魔力もまるで湧いてこない衰弱した状態で、何故この姿になったのか手がかりも掴めないまま、なでしこの家に世話になりながら日々を過ごしていく導入です。