広い宇宙に様々な種族や人が入り乱れて生きる世界が舞台です。ならず者たちの間で恐ろしい噂として語られる何かの存在があり、宇宙船を駆るマクギリスたち個性豊かな一団の物語と、記憶を失った男を巡る物語とが並行して描かれます。目覚めた男は、自分の種族すら分からないまま、確かなのはこの身に宿る力だけという状態です。
一方、試験飛行中にエーテル値が0という不可解な「棺」を発見した女性は、義妹の立花誾とともにそれを研究室へ運び込みます。棺を開けると記憶を失ったままの男が目を覚まし、言葉は通じるものの自分が何者かも分からず、二人に事情を尋ねられることになります。複数の登場人物のエピソードが交差しながら展開していく群像劇です。