現代日本の学校を舞台にした青春ものです。
主人公の二宮飛鳥は、心のどこかに男だった頃のかすかな記憶を持つ女の子で、
学校では独特な話し方と個性的な服装でつかみどころのない優等生を演じています。
家族や幼馴染の美嘉の前でだけ、飛鳥は素の自分(ボク)を見せています。
小学校の頃から飛鳥のそばにいる美嘉は、男子の憧れの的でありながら誰とも付き合ったことがなく、
誰よりも飛鳥の本質に気づいている様子で、やがて友情とは違う気持ちを抱き始めます。
飛鳥の一人称モノローグを通して、周囲に合わせて仮面をかぶり続ける葛藤や、
女の子として生きる日常への複雑な思いが丁寧に描かれます。
美嘉を保護すべき存在として見守る飛鳥の視点も交えながら、やさしい雰囲気で進む学園ものですが、
成人向けの要素も含まれる作品です。