400年前に封じられた災厄の焔をめぐる災厄戦争が終わり、人手不足と復興に追われる世界が舞台です。膝に矢を受けて負傷し、余生をのんびり過ごすつもりだった元冒険者の主人公は、行きつけの酒場のマスターから、冒険者ギルドと提携する「冒険者の宿」の経営を持ちかけられます。渋々引き受けた先は、まさかの最前線である混沌の大地・暗黒大陸のケイオスランドでした。
飲食や宿泊を市場最低価格で提供する義務がある冒険者の宿は放っておけば赤字必至の商売で、主人公は妻とともに、ポーションの割引販売や武具の修繕といったサービス面を充実させることで冒険者に居付いてもらう方針を立てます。開店早々に一人目の客を迎え、都市内の勢力への挨拶回りをこなしながら、影の国の女王をはじめとする個性豊かな面々と関わり、宿屋を軌道に乗せていく手探りの経営物語です。